
あなたの中の子供をいやす
すべての人には
子供の自我があります。
大人になっても
子供の頃の体験が影響します。
子供の頃、
親や兄弟、友達、教師との接触で
痛みを覚え、記憶する。
そのとき、貴方の自我はゆがめられます。
親から、
「お前はバカだ」と言われると
自己肯定感が低下します。
その経験が心の傷となり
自由な感情表現を妨げます。
その傾向が
大人になっても続くことがあるのです。
貴方の中の子供を癒す。
「君は無能じゃない」
そう、心の中で、あなたの中の子供を抱きしめます。
このワークをくりかえすと
だんだん自由な表現ができるようになります。
心の痛みをやり直す
あなたの子供時代を思い出しましょう。
傷ついた記憶。
そのときの
あなたの子供の自我。
絵にしてみましょう。
自分のイメージ。
シンボルや色。
どんな表現もOK。
じっくり、その絵を見てみましょう。
数分間眺めましょう。
傷ついたあなたの絵。
傷ついたあなたを癒すのは
どんな色?
その色を傷ついた貴方の周りに
塗りましょう。
リングのように、傷ついた貴方を
リングで囲みます。
いやしのリングです。
傷ついた貴方を抱きしめる
動物の人形やぬいぐるみを用意します。
これは、子供のころのあなた。
クッションや毛布でもOK。
優しい言葉をかけましょう。
「たいへんだったね」
「もう安全だよ」
「自分を信じていいんだよ」
「自分の思い通りにしていいんだよ」
あなたのインナーチャイルドは
変わり始めましたか?
あなたのインナーチャイドの
変化を書いてみましょう。
インナーチャイルドに話しかける
次は、あなたのインナーチャイルドにはなしかけましょう。
①リラックスしましょう
ベッドやソファーの上にあおむけになります。
目を瞑って、深呼吸します。
②自分の中の小さなこどもを思い出す
傷ついている小さな貴方をイメージします。
成長が止まって、おびえています。
表情や服装を思い出しましょう。
話し方も思い出してみましょう。
③すこしずつ近づく
離れたところから見守りましょう。
そして、その子の安全を見守りつつ
すこしづつ近づくのです。
④挨拶する
にっこり笑って近づきましょう。
「こんにちは、○○ちゃん、わたしは大人の○○です。
私はあなたの味方です」
(西尾和美先生 「アダルト・チルドレン 癒しのワークブック」より)
子供の貴方が質問してくれたら、答えてあげましょう。
そして遊んであげましょう
子供のあなたがして欲しいことはしてあげましょう。
こどもの貴方に優しいことばをかけましょう。
「どんなことがあっても、あなたをみすてたりしませんからね」
「あなたをいっぱい愛しているからね」
「あなたは存在に値する子なの」
「あなたは心が傷ついて一人で悲しかったけど、
もう大丈夫。あなたの中には大きな力が潜んでいる。
新しいことを学んで成長するパワーがあるのよ。
これからは一人ではなく、私と一緒に成長していこうね」
(西尾和美先生 「アダルト・チルドレン 癒しのワークブック」より)
最後に子供のあなたを抱きしめます。
「あなたが必要なときは、いつでもあいに来ますからね。
助けがいるときには、声をかけてね」