
家族は最初の他人
貴方が最初に出会う他人。
それが親です。
親がいないと生きていけません。
子供のあなたにとって、親は絶対。
だから、親から何を言われたか?
大人になってからの貴方
影響を受けます。
子供のころ、
親から攻撃されたり、脅かされる。
すると、貴方の心は歪みます。
でも、こころの歪みは
自分では気がつかないことが多い。
なぜ自分に向き合うか?
心の歪みが影響を受け
貴方が相手を傷つけることもあります。
ではどうしたらよいでしょう?
アダルト・チルドレンのワークは
6ステップからなります。
●今の自分を知りましょう
●親が貴方のこころにどう影響したか知りましょう
●自分のこころの傷を知りましょう
●親にどうしてほしかったか知りましょう
●親に傷つけられた自分を癒しましょう
●自分の心を成長させましょう
準備をしましょう
傷ついたこころを癒す前に
とっても大事なことがあります。
それは、「安全性」です。
●身体的安全性
アルコールや薬物依存から、ある程度回復していること。
摂食障害からある程度回復していること。
うつ、睡眠不足、自殺未遂から脅かされていないこと。
もしも、このような問題があれば、
依存症やうつ病の治療、睡眠不足の対策、自殺未遂の防止などを優先しましょう。
●環境の安全性
安全に住める場所があること。
生活できるお金や仕事があること。
衛生が保たれ、健康な食べ物が手に入ること。
住む場所を確保し、借金やローンの問題が心の傷を広げている場合、ほそれを改善しましょう。住んでいる場所の衛生を心がけ、きちんと食事を取りましょう。
●人間関係の安全性
家族メンバーから、身体的、性的、精神的な虐待を
受けていないこと。
10分でも良いですから、家族からの虐待を受けず、安心できる場所を
確保しましょう。外に散歩に行ったり、図書館にいったり、カウンセリングやアダルト・チルドレンのワークショップに行くのもよいでしょう。
この3点の安全性が確保してから
癒しのワークを行いましょう。
アダルト・チルドレンチェックリスト
アダルト・チルドレンのチェックリストです。
10項目以上当てはまる場合、アダルト・チルドレンの可能性があります。
□ 物事を最後までやり遂げることが難しい
□ 自分に自信がない、自分はだめだとおもう
□ 自分に対して過酷な批判をする
□ 自分は生きていく価値が無いと思う
□ 人生を楽しむことが下手である
□ 他人とは密接な関係を築けない
□ 白黒をはっきりさせすぎる。ほどほどにバランスをとることができない
□ 何かあると反射的に反応する。または、何の反応もしない
□ 必要のないときにも嘘をついたり、ごまかしたりする
□ 必要以上に相手に忠実である
□ 何が正常で何が異常かわからない
□ 他人からのほめことばを受け入れにくい
□ 他人から助けを得るのが下手である
□ 自分は他人と違って居場所が無く、孤独に感じる
□ 自分でコントロールできない状態が起きるとパニックを起こす
□ 他人から認められたいという気持ちが強い
□ 理由もないのによく頭痛や腹痛などがあり、体の調子が悪い
□ 摂食障害を起こしている(拒食症、過食症、過食嘔吐)
□ アルコールや薬物の依存症になっている
□ 非行に走ったり、自暴自棄になって暴れる
□ お茶目で他人の気をそらす
□ 目立たないよういスーッと消える
□ 生真面目で他人の言うとおりにする
□ いつもせかせかと衝動的に行動する
□ 何が起きるのではないかと常に恐れる
□ 他人の目が気になる。被害妄想に陥りやすい
□ なにごとも完璧でないと気がすまない
□ 顔やからだに表情がない
□ 何かが変わることに対する恐れが大きい
□ 抑うつ状態に陥る
□ 離人感や解離で自分が自分でないような気がする
□ 自分の感情が鈍麻していたり、からだから出るメッセージに気がつかない
□ 怒りが爆発したり、いつもイライラしている
□ 権威のある人の前にでると過剰に萎縮する
□ 記憶力が鈍ったり、または反対にイヤな記憶に悩まされて胸がドキドキしたり、悪夢を見たりする
□ コミュニケーションの技術に乏しい
□ 自分はいったい誰で、どんな人生の目的を持っているかわからない。
□ 対人恐怖があったり、ひきこもりをする
□ 共依存的な行動に出やすい
(「アダルト・チルドレン癒しのワークブック」)
共依存チェックリスト
共依存状態とは、自ら他人の世話を焼いたり、周りから圧力がかかると、
断れない状態です。
5つ以上当てはまったら、共依存の可能性があります。
□ 自らを犠牲にして相手を助けたり、世話をしたりする
□ 相手の行動を、感情、考え方、状態、結果を変えようとコントロールする
□ 問題や危機が起こっているような人間関係に巻き込まれていることがおおい
□ 依存心が強く一人でやっていけるという自信がなく、見捨てられるのではないかと不安にかられる
□ ある特定の相手のことであたまが一杯で視野がせまい
□ 自分の問題はたいしたことはないと思ったり、いやなことは見てみぬふりをしたり、表面はなんでもないようにふるまう
□ 相手との境界線がはっきりしない。相手が落ち込んでいていると、自分も気分が落ち込む。また、他人の問題にのめりこんだり、相手からの精神的、性的、身体的侵入を許してしまう
□ 罪の意識におそわれやすい。相手の問題は自分のせいだと思い込みやすい
□ 過去の人間関係の間違いから学ぶことができない。同じ間違いを繰りかえす傾向がある
□ 被害者意識にとらわれ、自分は犠牲者だと思い込み、よわよわしくなる
□ 自分のまわりに害があるのに、波風をたてぬよう問題を明らかにしない
□ 相手から離れられないでしがみついていることを愛情と取り違える
□ 「こうあるべきだ」という社会の通念、「こうなるはずだ」というファンタジーにとらわれやすい
□ 相手の気分を敏感に察して、先へ先へと頭を働かせたり、心配したりする
□ 「ノー」が言えず、なんでもかんでも引き受けて疲れてしまったり、うらみがつもったりする
□ 責任感が強すぎて、なんでもかんでもがむしゃらにやろこなす。
(「アダルト・チルドレン癒しのワークブック」)
どうなりたいですか?
チェックした項目について
改善したいと考えるでしょう?
改善してどうなりたいですか?
「こうなりたい」を実際に文字にして書いてみると
具体的な行動につながります。