
親の命令と人生の勝者
親からの命令は3種類あります。
こどもの人生にどう作用するかで
分けられます。
① 肯定的に影響する
② 肯定的でも否定的でもない
③ 否定的に影響する
①は3段階、
・親の指示。
・こどもの実行。
・親の承認。
例えば食事中。
親が「よそみはダメ!」と言います。
子供がうまくやったら
「上手ね」とほめます。
親の「親の自我」から
子に発せされる。
②は、
遠まわしの表現。
子供が失敗します。
親が「○○ちゃんはうまくやるのにね」。
にやにや笑いながら言う。
すると、子供はこう考えるかも。
「自分は失敗するんだ」
ゆがんだ考えを持つかもしれない。
実は
親の「子の自我」から発せられます。
③は威嚇。
親が「二度といたずらするな、ぶんなぐるぞ」
親の中の「子の自我」から発せられます。
成功者の脚本
こどもが親にさからうのはなぜ?
脳の中に「小さな弁護士」が居ます。
例えば、遊んでいる子をしかる。
「いつまでも遊んでいるんじゃないの!」
子供の中の「小さな弁護士」。
こう考える。
「いつまで」が不明確だから
しかられるまではあそぼう。
決してうそをつこうとしてない。
「小さな弁護士」の仕業です。
脚本装置
親が子供に指示する。
やさしく言う。
「ご飯を食べるときはよそみはだめ」
理由を言う。
「ご飯を作った人に感謝するのよ」
褒める。
「お料理を作った方も喜ぶわ」
親の自我にも2種類。
● 養育的でやさしい親
● 厳しい親
いずれの場合も下記の3ステップ。
①親が指示をし、
なぜそうすべきか理由を伝える
②うまくいったら子をほめる
③うまくいかなかったら
子に理由を考えさせる
「遠まわしの表現」には
理由や明確な指示がない。
承認や助言もありません。
だから、子供は勝手に解釈し
誤った考えを定着する傾向があるす。
「威嚇」には指示がありますが
理由は不合理です。
不合理な命令で子供の心は混乱します。
親の人生を振り返り敗者の脚本を捨てる
あなたの親の人生を
振りかえりませんか?
貴方の親のように生きたいと
思いますか?
そう思うのであればOKです。
もし、親のようには
生きたくなかったら?
子供のころ親から言われたことを
思い出しましょう。
「遠まわしの表現」や「威嚇」を
親から受けた記憶。
もしあったら
捨ててしまいましょう。
脚本を捨てるには
コツがいります。
かならず
「○○してもよい」と
許可の形を取るのです。
たとえば、
若くして父を過労で失った男性
「働きすぎて死ね」という
「遠まわしの表現」を脚本として持っています。
「働きすぎるな」とう指示は無効。
なぜならば、彼は「働きすぎる」のは
よくないと知っているのです。
彼の脳に足りないのは
許しです。
「働かなくてもOK」
そういってくれる人がいなかった。
そういわれたけど、耳を貸さなかった。
それを自分が自分に言うと
効果があるんです。