
子育てのことでダメ出し
20代の主婦の方。
お子さんが生まれて1年が経ちました。
義理の母は
週一回訪れるそう。
困るのは
子育てのあれこれで
ダメ出しをすること。
「まだ歩けないの?」
「風邪ひいたの?あなたが
仕事なんかしてるからじゃないの?」
相談者は
昼間お仕事をされています。
ある日
家事をしているとき
居間から声がします。
義母と1歳の娘
そして夫が会話しているようです。
「本当だったら結婚なんかさせなかったのに。
離婚すれば?私がこの子育てるわ」
義母の心情を理解するクライアント

1歳の娘を持つクライアントの方。
義母が孫に
母親の感情を抱いていることを
理解しています。
しかし
「離婚」まで言われると
冷静ではいられません。
しかし
伺った限りでは
夫婦の間柄は良好の様子。
気にしないのが一番です。
義母が孫に
どのような愛情を持つか
自由です。
しかし、
扶養する義務は
母であるクライアントと
その夫にあります。
はっきり
いうことをお勧めしました。
「ありがとうございます。
この子の親は〇〇(夫)と私です。
ご意見は伺いますし、専門家の意見も
しっかり聞いて育てます」
こうおっしゃること。
そして
夫から母、つまりクライアントの義母にも
同じことを言うよう
お勧めしました。
義母との境界線

領海侵犯する
義母の方は少なくないようです。
義理とはいえ
親です。
意見を正面から否定すると
意地になり
こじれる場合もあるでしょう。
「この娘の親は自分たち」という
境界線をしっかり
示すこと
そして義母に心配してもらっていることへの
心からの感謝を忘れないことです。
クライアントが
体調を崩したり
子育てが難しいことも
あるかもしれない。
そういったとき
子育ての経験がある義母は
頼りになるはず。
だから
日頃の関係は
できるだけ良好に保つこと。
これは大事です。
日頃敵対していても
いつの日にか
世話になったりするもの。
心理学でも
損得勘定といいます。
「不快な相手」でも
うまく付き合うことを
ときに勧めます。
娘からみたら
娘さんが
物心ついたらどう思うでしょう?
「ママとバーバ
いつもにらみ合っている」
精神的に不安定になる
可能性があります。
他人の顔色を窺う子供。
私の子供時代がそうでした。
母と祖母の関係が悪かったので。
そうならないためには
この2点が大事です。
●義母の悪口を言わない
●義母を心から尊敬する
難しいとは思いますが
娘さんのことを思うと
大事なことです。