
忙しさの仕組み
会社で
「最近忙しいんだよね」と言う
男性社員は
居心地がよさそうです。
朝8時から夜9時まで働いて
休日に会社の仲間とゴルフに出かける同僚をみると
仕事が好きなのか?
会社というコミュニティが好きなのか?
考え込んでしまいます。
男性社員にとって
会社はひとつのコミュニティのようです。
忙しいひとは
会社というコミュニティで認知されるための
儀式を行っているのです。
「忙しい人」は
会社における役回りです。
「忙しい人」というレッテルは
会議や立ち話などで
しばしば笑いを伴って
伝えられます。
「○○君にお願いすればよいよね。(クスクス)」
「△△といえば○○くんだよね。(笑い)」
嘲笑や小さな笑いは、
対象となる人をディスカウントします。
「忙しい人」はそのディスカウントを
見過ごしてはいけません。
ディスカウントとは見下すことです。
ディスカウントする人は
相手に尊敬のこころがありません。
ディスカウントは
心理学で人間関係を研究する
交流分析の言葉です。
「あいつなら断らないだろう」と考えるから
ニヤニヤ笑えるのです。
忙しさには
「忙しい人」をより忙しくする
暴力的な仕組みが備わっています。
「忙しい人」のレッテルをピタッと貼ります。
そのレッテルを見つけると
「あなた忙しい人だから、コレ貴方の仕事でしょ?」って
訊くのです。
ディスカウントとレッテル貼り
この2つが
ビジネスパーソンを苦しめるのです。
忙しいをやめる訓練
あなたが
周りから「忙しい人」というレッテルを貼られていたら
そのレッテルははがしたいですよね。
レッテルをはがして
「忙しい人」を手放す良い方法があります。
交流分析と呼ばれる心理学の手法を使います。
たとえば
上司があなたに仕事を押し付けたとします。
いつもなら
「この部署ではこの仕事は私が一番慣れているので
私がやりましょう」
というところ。
ここで立ち止まりましょう。
「自分がやれば早いですが、ほかの方にも経験してほしい。
やり方は助言してもよいですが、だれが担当になるか
話し合いませんか」
上司からの仕事の押しつけに対して
「わかりました。私がやりましょう」というと
上司=親、あなた=子
という関係が成立します。
このとき
あなた=成人し自分の考えを持つ人
として発言すると
親対子の関係が成立しなくなります。
そうです!
簡単なこと!
貴方が大人として振る舞えば
周りのディスカウントや
レッテル貼りを
拒否できます。
ちなみに
あなたに仕事を押し付けて
ニヤニヤ笑っている同僚は
同僚=子
です。
つまり、子供としての同僚が
子供としてのあなたを
いびっているのです。
あなたのすべきことは
にやにや笑いに反応しないことです。
認知行動療法で忙しさからあなたを開放します
交流分析を使って
あなたを取り巻く人と
貴方の関係を分析できます。
他人とかかわるとき誰でも
親、子、成人のどれかに該当するのです。
分析したうえで
あなた自身が
「忙しい人」の座から降りるために
あなたの「忙しくありたい」と言う考えを破壊します。
これは、認知行動療法を使います。
交流分析と認知行動療法を組み合わせると
貴方は楽に仕事が出来るようになります。