無理して
クライアントに合わせていませんか?

無理してクライアントに合わせて
疲れていませんか?
あなたの意見がクライアントと違うとき
無理に同意していませんか?
そんなとき
あなたの口元は
歪んだりします。
人間は
考えと表現が一致しないと
表情が左右非対称になりやすいです。
自分の感情に嘘をついてもばれています

貴方がクライアントと会話しているとき
クライアントは、あなたの表情、声のトーン、強さ、動作
全てをインプットしています。
貴方が感情と真逆を口にしても
多くの場合
気付かれています。
そうなると
クライアントはあなたのことを
信用するでしょうか?
「ウラがある人」かもと疑うと
信用してくれないかもしれません。
感情と表現が一致すると
クライアントは最も信用します

クライアントに信用してもらうには
自分の感情を素直に表現することが一番です。
逆に言えば
人に言えないようなことは
考えないことです。
「そんなことできるか!」
と思った貴方に
良い方法をお教えします。
アサーティブになると
自分の感情に正直に生きられます
アサーションは
「自分の考えや感情を押し殺す」
あなたへの福音です。
あなたの考えを
上手に
クライアントに伝えることができます。
「考えを上手に伝えること」を
アサーティブと言います。
アサーティブとは
あなたも
クライアントも
共にアサーティブである
ということなのです。
あなただけアサーティブだったら
不公平ですよね。
アサーティブ権を知ると
ラクにクライアントと会話できます
アサーションの考え方は
ルール化されています。
このルールを実行するのが
アサーションです。
そのルールをアサーティブ権と言います。
非常にシンプルに表現すると
下記の2点がアサーションのエッセンスです。
- 全ての人は「自分の感情や考え」を表現できる
- 全ての人は「自分の感情や考え」を表現しなくともよい
アサーティブ権を紹介します
第一条:自分自身である権利
自分は自分で十分に価値がある。
お互いがお互いの希望や欲求を
述べ合う権利を大切にし
歩み寄ろう。
クライアント様の考えを聴くことも大事。
あなた自身の意見も大事にしましょう。
第二条:価値観を大切にする権利
私らしさを誰からも尊重され、
大切にしてもらえること。
営業であるあなたは
クライアント様から尊重されるべきです。
もしも、あなたの考えが否定されたら
異を唱えてもよいのです。
第三条:不完全である権利
「知らない」、
「わからない」、
「できない」といってもかまわない。
クライアント様の質問に
「わからない」、「できない」は
言えないとお思いでしょう。
「わからない」の代わりに
「間違えてはいけないので
確認して連絡いたします」といい
「出来ない」の代わりに
「こちらの案ではいかがでしょうか?」
といってみましょう。
第四条:自己を表現する権利、表現を変更する権利
自分の感情と意見を持ち、それを表明できるのです。
あなたは、クライアント様に言ったことを変更できます。
ただし、ご自分の発言に責任を持ってください。
第五条:自己を表明しない権利
アサーティブを行使しない権利です。
自分の意見を表明しなくても良いのです。
クライアント様も同じです。
言いたくないことは、言わなくてよいのです。
第六条:間違いや失敗をする権利、またはその責任をとる権利
わたしたちは誰でも過ちを犯し、
それに責任をもつ権利がある。
失敗した人を責めてはいけません。
失敗したことの原因と対策を考えましょう。
失敗したのが
あなた自身であれ
あなたの上司であれ
クライアントであれ
人を責めない、批判しない
発生した事柄を分析しましょう。
第七条:Noを言う権利
できないこと、やりたくないことに
Noといってもいいのです。
クライアント様のリクエストでも同じです。
あなたは、やりたくないことに
Noという権利があります。
でもよく考えましょう。
あなたがNoというと
あなたの同僚がYesと言わないといけなくなります。
どうすればいいでしょう?
クライアント様とのミーティングのまえに
それぞれの役割りを決めることが大事です。
第八条:要求をする権利、ほしいものを望む権利
遠慮しすぎてはいませんか、
希望や要求を求めてもいいんです。
たとえあなたが新人であっても
自分のやりたいことはしっかり表現してください。
クライアント様に依頼する場合は
お願いを具体的に5W1Hで表現し
お願いする理由を明確にしましょう。
そして、お願いをしてもらえないと
何が起きるか伝えましょう。
第九条:周囲の期待に応えなくても良い権利
周りから期待されていても
自分の「心の声」を聴いてください。
あなたの心が「嫌だ」と答えたら
「ご期待にそう行動を拒否するこころが
自分にあります」と
正直に言いましょう。
第10条:自分の考えや気持ちを変更する権利
いったん決めたことだからといって
それにとらわれる必要はありません。
考えは変わるもの。
でも理由はきちんと伝えましょう。
皆が同じ権利を持つことが重要
お客様は神様ではありません。
人間です。
クライアントはパートナーなのです。
対等の立場です。
そのことを良く理解すると
クライアントに
必要以上にへりくだる必要がないことがわかります。
ご理解いただけると
とても嬉しいです。
最後までお読み頂いて
有難うございました。